2017/03/07

ウクレレ

ウクレレを弾きながら歌うイズ。 イズリアル・カマカヴィヴォオレ Israel Kaʻanoʻi Kamakawiwoʻole
イズ (IZ)
イズ(IZ)は、ハワイ生まれのシンガー。大きな体でウクレレを抱えて とても優しい声で歌う。小さなウクレレのフレットにちゃんと太い指を添えて弦を押さえることができるのが不思議。
1959年5月生まれ、本名はイズリアル・カマカヴィヴォオレ。38歳という若さで亡くなった。


2017/01/31

コムズ

キルギスのコムズ Komuz
コムズ Komuz
コムズは、中央アジアのキルギスなどで伝統的に演奏されている楽器。
フレットのないネックには3本のガット弦(ナイロン弦)が張られていて、 右手の5本の指を総て使ってジャカジャカとストローク演奏する。また、アルペジオや、単音でも鳴らす。


2016/11/26

ギター / ボブ・ディラン

ノーベル賞 受賞の ボブディラン
Bob Dylan
ボブディラン、ノーベル賞 受賞。すごいことになっちゃったね。日本の全国版新聞にも一面に載ったりしている。
メディアによるとボブディランはロックシンガーだという。
そもそも、楽曲をジャンル分けするのはいい加減なところもあったりするんだけれども、いずれにしてもボブディランはロックであるというのは私にとってはピンとこない。
彼は、吟遊詩人の流れをくむ「歌うたい」であるという感じがする。もちろん吟遊詩人そのものではないが、放浪し、人々の生活の楽しさ苦しさ、そして英雄伝記などを民衆に語る表現者、その現代版だという認識だ。

ノーベル賞は「新しい詩的表現」が評価されたということなので、ミュージシャンとしてではなく、詩の内容が賞の対象なのだろう。
歌手としては歌が上手いわけではないし、ギターだって「弾けますよ」程度。現代音楽の歌手という実力だけをとらまえると、抜きん出た技量があるわけではない。歌唱力のあるピーター・ポール&マリー(PP&M)やジョーン・バエズが「時代は変る」「風に吹かれて」などを取り上げたため、ディランの詩が世に知れ渡ったという背景もあるようだ。

「吟遊詩人」と書いたが、引き継いでいるだけであって、吟遊詩人そのものではない。現代音楽のほとんどは商業音楽で、数分間を切り売りしている商品だ。だからディランは、多くの歌手と同様に組織に組み込まれた一個人であるということも確かだろう。
だから、彼個人だけが凄いことをやっているのではなくて、商業的な組織の中で、そして、その複数の力で「新しい詩的表現」が世間に認知されたということになる。商業的に大成功しているから、スウェーデン・アカデミーの把握する範疇に入ったのだろうね。

もっと広く考えてみよう。
ボブディランだけが吟遊詩人のココロをもつ表現者ではなく、古くは ウッディ・ガスリー や ピート・シーガー が思い浮かぶ。世界的には認知度は極端に低いにしても、岡林信康、中川五郎、高田渡、加川良なども少なからず吟遊詩人のココロを受け継いでいるのだろうと思う。さらには、商業的には認知されていないストリート・ミュージシャンなど「民衆の歌うたい」、つまり本来のフォークシンガーは世界中にゴマンといる。「新しい詩的表現」も同じ数だけゴマンとあるに違いない。ノーベル賞に値するかどうかは別にして「嬉しくて、楽しくて、苦しくて、辛くて、表現したくてしょうがない詩(ことば)」は世の中に溢れているのではないかとも思う。

ボブディランは、エレクトリックギターに持ち替えて活動し始めた頃からロックシンガーと呼ばれるようになったのかもしれない。どんな楽器を使おうと、私にはフォークシンガーとして認識されている。ノーベル賞は、folk singer・・・民衆の唄うたい・・・吟遊詩人としての能力に与えられたのだと思う。

それにしても異質である。
ノーベル賞云々にほとんど知識の無い私が言うのも変だけれど、ボブディランにこの賞は似合わないし、変な方向に行っちゃったねという気がする。だけど、この受賞を素直に受け止めるならば、多くの民衆の歌うたいにも、世界最高峰の賞に値する素晴らしい表現があって、それは無数に存在しているということをあらためて知ることになる。

しかしながら・・・
ダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベル。「どれだけ弾丸が飛び交ったら武器が無くなるんだろう」と歌った若いころのボブディラン。この対比。この食い違いに苦笑いをすることもあり、なんか奥深い意味合い「新しい詩的表現」が生まれるような気がしますな。


2016/08/28

低音の弦楽器

マンドベース

マンドリンと、そして、そのファミリーは、8本弦で2セットが対になっている(4コース)。が、マンドベースは弦が4本。マンドリンの仲間としての名前がついているもののちょっと異端ではある。
さすがに、マンドリンが得意とするトレモロ奏法は控えた方がよさそうだ。
というか、マンドリンのアンサンブルでも低音が必要な時は多くの場合コントラバスが使われる。コントラバスは比較的安価だものね。
mandobass
マンドベース mandobass




コントラバス

低音弦楽器としては定番であり代表。いろんなジャンルで愛用されている。
クラシック音楽では弓で擦るのが基本。ジャズやポピュラー、さらにはブラスのバンドにも加わることがあるが、この場合は指ではじく(ピッチカート)が基本になる。
フレットが無いので音程を取りにくい・・・というのはシロウト考え。フレットが無いゆえに表現が多彩になり、奏者のテクニックや感性を音にすることができる。
フレットの付いたベースギターはそれはそれで完成された楽器ではあるけれども、フレットのないコントラバスは(特にジャズなどのピッチカートでは)「生身の人間が弾いているのだ」という泥臭い独特なアナログ感を生み出す。



contrabass
コントラバス contrabass




コントラバス
 バラライカ

ロシアの弦楽器として有名なバラライカ。コントラバスバラライカは、バラライカのアンサンブルで最低音楽器として存在する。
大小何種類かの楽器が作られているが、弦は3本で胴体は三角形というのは共通。
しかしながら、この大きな楽器も三角形にこだわって作っているので取り扱いには少々不便かもしれない。



contrabass balalaika
コントラバスバラライカ  contrabass balalaika




ベースバンジョー

バンジョーをでっかくしてベース音を弾こうというもの。革張り(実際にはプラスチックの薄膜)の弦楽器は大きな音が出るのでアコースティックの楽器としては有利であろう。それなのに残念ながら普及していない。
マンドベースやコントラバスラライカは、一連の揃った楽器としてアンサンブルでは意味があるだろうけど、ベースバンジョーが普及していないのは入るべきファミリーが無いからかもしれないね。
それに、コントラバスやベースギターの存在が大きいので普及しなかったのだろうね。



bass banjo
ベース バンジョー  bass banjo
上の写真はギブソン社のカタログからコピーさせていただいた

2016/07/07

ギター

音楽の三要素である「旋律」「和音」「リズム」を持ち歩ける楽器。管楽器なら口がふさがってしまうが、弦楽器なので、口が空いてて唄が歌える。
しかも大量生産されているので安価だ。ちょっとアルバイトした金額でも買える。安物でも適当にいい音を出してくれる。
ギターの世界的普及はこのあたりにあるのだろう。
ギターそのものも、演奏方法も多様に発展してきた。そんないろいろなギターの種類を紹介しましょう。

クラシック ギター
クラシック ギター (classic guitar)
クラシック ギター (classic guitar)
 まず、クラシックギター。この形状はスペインで完成した。
ガットギターとも呼ばれているが、実際にはガット弦(羊の腸)を張ることはなくナイロン弦が使われている。
古典的な楽曲の独奏はもちろん、クラシックの名が付いてはいるものの、ジャズ、ボサノバ、ポップスなど新しい音楽にどんどん使われている。
しっとりとした低音、まろやかなのにシャッキリ感がある高音など、スチール弦のアコースティックギターには無い心地よい音質は時代を超えて人気がある。

クラシック10弦ギター 
クラシック10弦ギター (10-string guitar)
クラシック10弦ギター (10-string guitar)
 10弦ギターは、6弦のクラシックギターを拡張し、音響性能を上げたのが10弦ギター。
低音部を増強し共鳴により響きが増すように作られている。ただし、独奏に使われるだけであり、新しい音楽には使用されず、そんなに普及しているわけではない。こだわりのクラシックギタリスト専用といったところか。

フラメンコ ギター 
フラメンコ ギター (flamenco guitar)
フラメンコ ギター (flamenco guitar)
 フラメンコギターもナイロン弦のクラシックギターが基本であり、特別大きな変更があるわけではない。
フラメンコは古典的なクラシックギターの演奏方法に比べて、少々荒っぽい演奏やモーレツな速弾きなどが多いため、これらの演奏に合うように作られている。
胴体がちょっと薄く、弦高(指版と弦の隙間)が低く調整されているのが特徴。表面板を叩く演法もあったりで、のゴルペ板というガードを張り付ける場合もある。

アーチトップ ギター
アーチトップ ギター (archtop guitar)
アーチトップ ギター (archtop guitar)
 アーチトップギターは、表面板がアーチ状(膨らんでいる)になったギター。ピックを使ってジャンジャカならすスチール弦のギターとして、アメリカで生まれた。

アコースティックギター
アコースティックギター (acoustic guitar)
アコースティックギター (acoustic guitar)
 アコースティックギターというと、この楽器を指す。数多くのメーカーやブランドが出回っているがアメリカのマーチンやギブソンの形状を模したものが多い。
略して「アコギ」で通じるギターであって、このスタイルのギターが一番に普及している。日本でフォークギターと呼ばれているのはこのギター。

アコースティック 12弦ギター
アコースティック 12弦ギター (12-string guitar)
アコースティック 12弦ギター (12-string guitar)
 12弦ギターは、スチール弦のギターで、弦を2本づつ組にして6セット配置したギター。
弦が12本あるだけあって幅の広い音。全体の鳴らしてコードを弾くとにぎやかで散らかった音ではあるが、この散らかった音がなかなかいい感じを出す。単音でメロディをひいても独特の響きを出してくれる。

リゾネーター ギター
リゾネーター ギター/ ドブロギター/ナショナルギター
リゾネーター ギター (resonator guitar)
 リゾネーターギターは、音を大きくするのが目的で音響ボディに金属の板が組み込まれている。
ボトルネックを使うスライド奏法では、音量が小さくなりがちであるが、リゾネーターギターは音量が大きいのでスライド奏法でよく使われる。「ドブロギター」とか「ナショナルギター」とかのメーカー名、ブランド名で呼ぶことも多い。
ちなみに「リゾネーター」とは、共振器のこと。

エレクトリック ギター(セミアコースティック
エレクトリック ギター / セミアコースティック ギター (semiacoustic guitar)
エレクトリック ギター
セミアコースティック ギター (semiacoustic guitar)
アーチトップギターにエレクトリックなピックアップを付けたもの。セミアコースティックギターは、本体音響胴が薄く薄く作られているので、半分アコースティックです、といういうわけで semi が付いている。

エレクトリック ギター(ソリッド
エレクトリック ギター / ソリッド ギター (solid guitar)
エレクトリック ギター
ソリッド ギター (solid guitar)
本体が音響構造になっていなくて solid(個体 塊)。アンプが無ければ音が出ない(ほとんど響かない とても小さな音は出るが)。音の増幅は弦の振動を電気的にピックアップで拾う。
「エレキギター」と短縮して呼ぶこともあり、単に「エレキ」と言うだけで、このギターを指したりもする。
アンプで増幅するため、音質やサスティーン(音の持続)など自由な出力が可能。また、弦の張りが弱めなので指板上で弦を捩じ上げて音高を変えるベンディング(チョーキング)を大胆に表現できる。

2016/06/21

琵琶 びわ

果物のビワは、楽器のビワから付いた名前だというのにはちょっとびっくり。
果物は「枇杷」で楽器は「琵琶」なので漢字で書くと違うのけれど楽器のビワのほうが名前としては先輩なのである。
楽器のビワが果物のビワに似ていたからではなく、果物のビワが楽器のビワににていたから、果物のビワはビワとなった・・・なんかややこしい。

果物の枇杷は「木へん」なので、なるほどと分かる。
では、琵琶の冠の位置で「王王」と二つ並べてあるのは何を意味するか。これはもともと弦楽器の弦を張った柱の形をかたどったもので、弦楽器の漢字に採用されている。「琴」「瑟」などにも使われているね。
ただし「琴」なんかは、弦楽器全体の総称として、さらに現代の中国では「手風琴(アコーディオン)」「振動琴(ビブラフォン)」みたいに弦楽器だけではなく楽器全体の総称としても使われていたりするのだけど。

日本の琵琶
日本の琵琶は中国から伝来し、日本独自に発展し「雅楽」や「語り」に使われている。
楽琵琶 雅楽で使われる琵琶
楽琵琶

薩摩琵琶
薩摩琵琶

筑前琵琶
筑前琵琶

中国の琵琶
中国の琵琶は日本の琵琶の元になった楽器。中国では「PIPA」と発音する。
中国の現代版琵琶は、西洋音楽の音階を取り入れていて、フレットの幅はギターなんかと同じように刻まれている。
中国の琵琶 (ピパ PIPA)
中国の楽器は新しい要素をどんどん取り入れており、新しい楽曲に挑戦し続けているようで、伝統だけにとらわれていない。西洋のスケールはもちろん、西洋和音もガンガン鳴らす。

2016/05/20

パンドゥリ Panduri

コーカサス地方のパンドゥリ(panduri)
コーカサス地方のパンドゥリ
パンドゥリは、黒海とカスピ海に挟まれた地域・・・コーカサス地方の楽器。
3本弦をかき鳴らすようにリズムをきざんで演奏する。主にジョージア(2015年からグルジアではなくジョージアに国名が統一された)で、唄の伴奏によく使われる。


2016/04/06

バンジョー

5弦バンジョー
5弦バンジョー
音響胴に円形のプラスチック膜が張られているため アタック音が大きく、サスティーンが短い独特の音が出る。フィンガーピックを使うため、アタック音が強調され、さらに甲高さが増す。
5番目の弦が第5フレットから配置されていて、この弦が時折メロディラインとも不協和音ともつかない心地よい音の流れを作る。コードとメロディをおりまぜて弾くスタイルでブルーグラス音楽では無くてはならない楽器。

ロングネック5弦バンジョー
ロングネック5弦バンジョー
5弦バンジョーから派生した楽器。
通常の5弦バンジョーより3フレット分ネックが長い。アメリカのフォークシンガーであるピートシーガーが考案し普及したといわれている。フィンガーピックを使わず、比較的柔らかな音を出すのがロングネックの流儀。ピートシーガーに倣い、唄の伴奏用として使うことが多い。

4弦バンジョー
4弦バンジョー
途中から伸びている第5弦がない。よって4弦である。
演奏は、フラットピックで全体をかき鳴らすスタイル。デキシーランドジャズでは、和音で軽快なリズムを担う。バンジョーは大きな音が出るので生音でもトランペットやドラムスのの音量に負けない。

バンジョーのルーツはアフリカの弦楽器だと云われている

アフリカには、音響胴に獣の皮を張った弦楽器が多数存在している。ハープの形をしたもの、弦長さを変えて音程を調整できるネックを持つものなど多様だ。
そんな中で、西アフリカや北アフリカの、エコンティンゲンブリニゴニなどは、皮張りの音響胴、長さが異なる弦など、現在のバンジョーの特徴を持っている。
バンジョーは、今では世界的に普及している楽器であるが、元はアメリカ合衆国で奴隷として働いていたアフリカの人達が作り上げた楽器だったのだね。
アフリカのエコンティン
エコンティン

アフリカのンゴニ
ンゴニ
アフリカのゲンブリ
ゲンブリ

2016/02/20

フリー イラスト

free illustrations フリー素材 楽器のイラスト 撥弦楽器
free illustrations
弦楽器のイラストを集めたサイトです。
楽器単体ではなく、演奏する人物を含めて描画されています。自由に使ってください。縮小・トリミング等の加工も許可します。

2016/01/03

三弦 (サンシェン)

三弦を奏でる女性 / 小三弦 と 大三弦 / シャオサンシェン と ダーサンシェン
小三弦 と 大三弦
中国の伝統的な弦楽器である。
沖縄の三線(さんしん)と似ている、三味線にも似ている。それもそのはず、これら日本の楽器は、この三弦が中国から琉球に伝わったものだもの。
日本の三味線を「さんげん」と言うこともあったりするので、中国の三弦は「サンンシェン」と呼ばなければ、混乱する。
小さな三弦は「小三弦(シャオサンシェン)」で大きな三弦は「大三弦(ダーサンシェン)」。


2015/12/18

free clip art

free clip art / grayscale images
grayscale images. free clip art you can use for anything you like

2015/10/31

チャンズ chanzy

トゥバ共和国のチャンズ(シャンズ chanzy) を演奏する男性のイラスト
トゥバ共和国のチャンズ
チャンズは、トゥバ共和国の伝統的な撥弦楽器。特徴的なハート型の音響ボディ。ボディの中心部分に円形の皮を張ってあり、弦は3本。
低音と高音の2つ声を同時に出す歌唱方法としてモンゴルにはホーミーがあるが、トゥバではフーメイと呼ばれる。チャンズは、フーメイの伴奏楽器のひとつである。


2015/09/13

イギル igil

イギル
イギルは、トゥバ共和国の弦楽器。2本弦で、弓も弦も馬のシッポを使ってる。
トゥバ/モンゴル周辺の地図

2015/08/05

ドシプルール

ドシプルール を演奏する男性
ドシプルール doshpuluur
ドシプルールは トゥバ共和国の弦楽器。3本弦で長方形の胴体は皮張り。バチは使わず指ではじく。

東アジアには3本弦で似た楽器が多く存在する。これは、中国の三弦(サンシェン)が元になっているようだ。このドシプルールも日本の三味線も中国から伝来し派生した楽器だと思われる。

2015/07/05

PIPA 琵琶

中国の琵琶 PIPA
中国の琵琶 (ピパ PIPA)
わわざわ「中国の琵琶」と表記しなくても琵琶は中国の楽器である。日本の琵琶は中国から伝来したものであり、日本の音楽や「謳い・語り」に合うよう独自に改良された楽器だ。
そもそも琵琶は中国の楽器ではあるが、やはり、中国の琵琶は「中国琵琶」と云わなければ中国の琵琶を指すことにならない …… と、なんかややこしいことをチンタラと書いてしまった。

中国の琵琶(発音をカタカナ書きすると ピパ または ピーパー)は、大改善が行われている。ヘッドや糸巻きは古来よりのデザインを踏襲しているが、フレットはギターやマンドリンと同じように西洋音楽の音階であって、高音部まで出せるよう音響ボディの表面にまで配置されている。デザインの改良ではなく、楽曲を奏でる機能を変えている。その音律は西洋音楽にマッチするので、オーケストラの一員として演奏することができる。
伝統ある楽器が西洋の音楽に傾くことには賛否両論であろうが、時代に合わせて改善を進めている中国の姿勢は「なかなかいいな」と思うのである。

弦楽器の図鑑


2015/06/12

リウチン

リウチンを演奏する女性のイラスト(柳琴 , りゅうきん , liuqin)
リウチン
リウチン (Liuqin) は、中国の撥弦楽器。
漢字では 柳琴 で、日本では「りゅうきん」と読むが あまり一般的ではない。英語ではチャイニーズマンドリンという呼び名もあるようで、確かにのマンドリンに似ていて、演奏方法もトレモロを多用する。ただし、マンドリンは複弦(2本がセット)の4コースであるが、リウチンは単弦で4本だ。


2015/05/02

スワーバット

スワーバット(Swarbat / Swarabat)の イラスト
スワーバットSwarbat
スワーバットはインドの撥弦楽器。丸い筒状の音響ボディに皮張り。絹糸の弦は6本で2本づつの組になっているので3コース。


2015/04/04

ポルトガル・ギター

ポルトガル・ギターを演奏する女性のイラスト
ポルトガル・ギター
名前の通り、ポルトガルの弦楽器。ただし、ポルトガルではわざわざポルトガル・ギターとは呼ばないで単に ギター で ある(ポルトガル語なので ギターラ Guitarra)。
12弦の複弦で6コース。ヘッドにあるチューニングペグが弦を引っ張って調整するネジ式なのが特徴。
ポルトガルの民族歌謡である ファド では この楽器が活躍する。


2015/03/13

レレレのオジサンの耳は糸巻きペグだ!

レレレのオジサンが タールという楽器を持っている図
タールを持つレレレのオジサン
古代ペルシャやインドの弦楽器はたくさんの種類がある。そして、糸巻きペグは大きくて丸っこいものが多い。
これらの楽器の糸巻きペグを見ていると、どうしても「レレレのオジサンの耳」を思い浮かべてしまうのだ。

イラストは、レレレのオジサンがペルシャの伝統的な楽器である タール を持っている図である。
オジサンは「お出かけですか~」と叫びつつ、庭掃除を日課にしているのであるが、このタールで庭掃除は無理なようだ。

モバイル対応弦楽器図鑑 で タールという楽器の詳細を見てみよう。


2015/02/03

リュート属の撥弦楽器

リュート属の撥弦楽器
ヨーロッパ・中世からバロック期にかけて使われたリュート。そのリュートを代表として、ネック(棹)があって弦が震える有効長さを変えることができる仕組みを持つ弦楽器 ・・・・ これをリュート属として分類している。
リュート
撥弦楽器は弦を弾く(はじく)楽器という意味だ。
弦の太さ、長さ、材質、本数。音響ボディの形状と板張り、皮張りの違い・・・などなど、とても多彩で個性を持つ楽器が世界中で作られている。フレットの付け方、もしくはフレットなしなど、自由な音程を出すことができるという特徴があり、それぞれ民族独特の音階を与えられた楽器も多い。

2015/01/13

バンドゥリア

スペインのバンドリア
 バンドゥリア bandurria
短いネックに大きなヘッド ・・・・ バンドゥリアはスペインの弦楽器。
2本が対になった12弦6コース。複弦なので マンドリン と同じように チリチリチリ ・・・ と、トレモロでメロディを弾くのが得意。

2014/12/16

ハサピ

ハサピ hasapi
ハサピ
ハサピはインドネシア・スマトラ島のバタック人の愛用する小さな2本弦の弦楽器。
伝統的には神聖な儀式等で使われていたようで、ヘッドにはなにかしら威厳のある人物が彫刻されている。
最近では娯楽のための楽器として、民衆に親しまれいるみたい(Youtubeで見たら、普通のオジサンが普通の私服でハサピを弾いて楽しんでいた)。 新しい楽器では、ヘッドの彫刻デザインは、バイオリンのスクロールのような形になっていたりする。

2014/11/01

バンジョーラ

バンジョーラ banjola
バンジョーラ
5弦バンジョーのウッド版。
いわゆる皮張りの本物のバンジョーは、フィンガーピックではじくとギンギンでアタックの強い音が特徴、ピックを付けずに指で弦の中程をはじくと案外とモッコリとした音が出たりする。
このバンジョーラはちょっと中途半端かもしれない。5フレットから第4弦が配置されていて、バンジョーと同じ奏法ではあるものの、音質が弱いかな。特徴が薄いかな。ただし、良い音か良い音でないかはそれぞれ求められる場面が違うし、人それぞれ感性がちがうので楽器の良し悪しを決めるものではない。ピート・シーガーのように語りかけるように歌う伴奏楽器としては似合う音かもしれない。
バンジョーラ(Banjola)は、ゴールド・トーン(Gold Tone)というメーカーの商品名。

2014/10/05

チフテリ

チフテリ çifteli
チフテリ
チフテリは、ヨーロッパの東南にあるアルバニア共和国の楽器。
アルバニアは シュチパリセ とか シュチパリア が本来の国名で、これは鷲の国の意味だと。民族が鷲の子孫であるという伝説から由来しているという。
卵形をしたボディ、細長いネック ・・・ この形は古くはペルシャの楽器が伝来したもの。弦の数や大きさ、そしてその民族独特の音律によりフレットの位置なども様々だけど東西問わず数多くの仲間がある。片手で持つことができるような、この小さなチフテリもその一つ。表面にはアルバニアのシンボルである双頭の鷲が描かれている。

2014/09/07

メホラーナ

パナマの弦楽器:メホラーナ Mejorana / Mejoranera
メホラーナ
メホラーナはパナマの楽器。
弦は5本だが、1箇所だけ2本セットになっているので4コース。グアラレーという町で開催されるメホラーナ・フェスティバルに関連する楽器でコンテストもあったりするよう・・・詳しくわからなくてゴメンナサイ。


2014/08/04

ビオラ・デ・ブリチ

ブラジルの弦楽器:ヴィオラ・デ・ブリチ Viola de buriti / Brazilian musical instruments / Instrumentos musicais brasileiros
ビオラ・デ・ブリチ
ブラジルにはブリチという椰子の木がある。そのブリチの木で作ったのがヴィオラ・デ・ブリチ。
3本の枝を並べてくっつけてあリ、中心はネックから胴までを兼ねている。Youtube で見たが、この楽器を削りだすのにナイフを使っていたのには驚き。
フレットなしの4本弦。和音をひいて唄の伴奏に使ったりする。フレットなしなので和音を鳴らすと微妙に音程が狂うが、このフンワカ音程がまた心地よかったりする。


2014/07/22

ビオラ・デ・コチョ

ビオラ・デ・コチョ(ヴィオラ・デ・コチョ)Viola de cocho
ビオラ・デ・コチョ
ヴィオラ・デ・コチョは、ブラジルの弦楽器。5本の弦で、フレットは2本か3本。かき鳴らすようにして演奏する。
この名前、Viola de cocho は、ブラジルなのでポルトガル語。
ビオラというのは、私達が知っているビオラ ・・・ バイオリンよりちょっと大きな弓奏楽器のビオラ ・・・ と、語源は同じなんだろうけど、昔々はビオラというのは弦楽器の総称として使われていた言葉。そして、コチョは(調べてみると)牛などの家畜に餌を与える容器で、英語ではトラフのことだと。細長い容器だね。

この楽器は、木のカタマリを削りだして作る。胴体もネックもヘッドもつながった木材だ。胴体部分は削りだして空洞にする。あとで表面板をくっつけるので、削った時の形がコチョ(トラフ)のような餌箱に似ている。なので「コチョ形の弦楽器」という名がついた・・・・のだと思う(私見につき要注意)。
さらに、ブラジルのポルトガル語はブラジル訛りがあるので、日本語のカタカナ言葉にした場合「ビオラ・デ・コチョ」がもっとも近い発音なのかがよく分からない。でもまあ英語風読みにするとこうなるので。これでいいか。
ビオラでなく ヴィオラだと?・・そうかもしれん。


2014/07/06

ティプレ

コロンビアン・ティプレ Colombian tiple
コロンビアン・ティプレ Colombian tiple
この時期、ワールドカップでスペインやコロンビアの記事が目につく・・・ところでところで、サッカーとは直接関係ないのだけれども、ティプレはコロンビアの弦楽器で、スペイン人がコロンビアへ持ち込んだ楽器から発展したようだ。

いっけん、小柄なギターという感じだが、弦の張り方が特別である。このイラストでは分かりづらいのだけれどその「特別」とやらは忠実に書いたつもり。弦の総数は10本。「2本+3本+3本+2本」で4コースになっている。複弦といえは一般的には2本セットで、この2本セットを1コースという数え方をする。ティプレは2本セットと3本セットを組み合わせている。

2014/06/10

ボルドヌア

プエルトリコのBordonua / Bordonúa
ボルドヌア bordonua
中南米には、独特の弦楽器が多数ある。プエルトリコにも独自に発達したネックを持つ弦楽器が、いくつかある。ボルドヌアはそのひとつ。
細長いボディが特徴。ギターと比べるとネックは短めでフレット数も少ない。弦は10本で2本がセットになった5コース。
楽器サイズは大小(低音高音)があり、アンサンブルで演奏する。